野鳥の巣箱(自作)
毎日のように庭に野鳥が来ます。シジュウカラ・ヤマガラ・ジョウビ
タキなどですが、今頃は時期的に樹の花が少ないため花の蜜でなく虫を
目的に来るようです。
時期で違いますが、山に自然の虫などが少なくなるからか、一般の家庭
の庭を狙って来るみたいです。
そこで、簡単に出来そうなので巣箱を作ってみることにしました。
ヒヨドリが縄張り争いでヒーヨヒーヨと小鳥たちを蹴散らかすので、巣箱
を作っても果たして子育てができるかどうか不安でしたが、取り敢えず、
やってみることにしました。
この写真が完成した巣箱で、対象はシジュウカラですが、鳥の出入口の
大きさをどの位にしたら良いか、いろいろ調べた結果、巣穴の大きさで
野鳥の種類をある程度絞れることが判りました。
入口を大きくするとヒヨドリなどの比較的大きな鳥も対象になってしま
います。庭に来る野鳥は、季節で違いますがシジュウカラ・メジロ・
ジョウビタキ・ヤマガラなど、稀にモズも姿を見せます。
樹の幹に掛けた新設したばかりの巣箱は、最初は信用されません。
雛鳥が安全に孵化できるか、マイホームに相応しいかを、野鳥たちは
様子を窺っています。
二年ぐらい前ですが、やっと狙いのシジュウカラに信用されて巣として
成功しました。
その時の動画を youtube にアップロード、小さくて見づらいですが、
桂(かつら)の樹に縛り付けた巣箱に、間をおいてシジュウカラが出たり
入ったりしているのが判ると思います。
動画の投稿は慣れないとむずかしいですね。ブレるし、画像の拡大や不用
部分のカットなど思うように作れませんでした。
良く撮れていませんが、それなりにシジュウカラの姿を確認できます。
親が餌を運び雛を育てて巣立って行きました。だいたい、巣作りから20日
~1ヶ月ぐらいで巣立ったと記憶しています。
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巣箱の材料は一枚の杉板で作れます。下の写真の寸法図で作りました。
(寸法の書き込みは縦に統一しました)
赤松や檜の板の方が長持ちしそうですが、素朴で加工し易く安いから
杉板の方が良いです。かえって鳥にも雑な仕上げの自然な感じが好い
みたいです。
この他に部品として、蝶番、木ネジか釘が必要です。また、出入口の丸い
穴の加工が少し厄介ですが、見掛け上のデザインの問題で同じぐらいの
大きさの穴が開いていれば良いということです。
前に書きましたが、穴の大きさで野鳥の大きさを制限していますから、
直径をどの位にするかということは重要です。
図の直径27mmがシジュウカラには良く穴の位置は底面から150mm
以上有る方が良いようです。また、底板に水抜き穴を幾つか開けます。
内部底板の上に、野鳥が巣を作る事を想定していますから、その為の
水抜き穴です。
それから、屋根を斜めにしているので背板との接合面(板目と木端)を
ピッタリ合わせるためには、屋根の木端をカットする必要があります。
(カットしなくても良いと思いますが)
背板と側板と屋根とがぶつかる上部に隙間が出来ます。巣箱の内部に雨水
がなるべく入らないようするには、この部分に10mm位の板を取り
付けると良いです。
また、底板部分は、内部から繰り返しの重みが掛かるらしく意外に傷みが
早いですので、何らかの補強を工夫すると良いと思います。
自作の巣箱から、シジュウカラが子育てをして巣立って行くのを間近に見
られるのは、なんとも楽しいものです。
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