「原種シャクナゲ マロータム(mallotum)」

マロータム(mallotum) 系=Neriiflorum 亜系=Haematodes
葉は倒卵形で裏面に厚い褐色の毛状体があり、長さ7~13cm、幅3.5~7cm
5弁花で筒状鍾形をし、径3.5cm 花色は深紅色 約14花で花房を形成する
花期は2~3月 産地は西雲南から北東上ビルマの3.300~3.600mの開けた
岩の斜面と叢林の周辺
シャクナゲの栽培で種子を播いて育てていると、品種が混同してし
まう事があります。特に珍しい初めての実生では、幼苗がある程度
大きく育たないと何の品種か判別できなくなってしまいます。
いろいろな品種にラベルを付けて栽培しているのですが、年数を要
するため植え替えの不手際とかでゴチャゴチャになり、また、同じ
様な葉の姿で間違えてしまうみたいです。
上の写真の「マロータム」が不明の品種でした。「ブレアビー」と
葉が似てて紛らわしく、判からなくなってしまいました。
加えて、代替として「ヤクシマ×マロータム」交配種の種子を購入
して播種したこともあり、これも葉がよく似ておりました。
毎年のようにアメリカのシャクナゲ協会から種子を取り寄せていま
すが、切望の「マロータム」原種の種子は滅多に販売されなかった
ので、代替として「ヤクシマ×マロータム」交配種の種子を購入し
て同時期に播種したこともあって余計に判別が難しくなりました。
裏毛のあるタリエンセ系、ヤクシマ固有種、ネリフローラム亜種は
葉がよく似て居て紛らわしいのです。
半日陰の地植えにしたところ、少し育ったためか最近になってです
が、「マロータム」だと判りました。芽出しの伸展の葉の色が青み
を帯びた灰白色でバランスの良い葉形をしています。
数年後に、約14花の花房で深紅色の花が咲けば確定となります。
(気の長い話ですが、、、。)


上の写真二つは、「ヤクシマ×マロータム」交配種です。
購入した種子を同じ条件で播種して何回も植え替えて、ここまで育ち
ました。葉の形状や枝の張り方に違いがあります。とても同じ種子か
ら育ったものには見えません。理屈は判りませんが、交配種はこのよ
うなことが有るんですね。
苗の大きさは、植え替えのタイミングや鉢の大きさで違ってきます。
暑さや乾燥に強ければ、地植えにして根を伸ばしてもっと大きく出来
そうですが、様子を見ながらの手探りなので簡単に地植えにする訳に
は行きません。
先に、「マロータム」の原種がどれだったか判らなくなったと書きま
したが、同じ植物の結実した種子を播種しても、別の違った形態の植
物が育ちますので実際に判らなくなるのも当然で、何かDNAとかが
何かの加減で変化するのでしょうか。自然界は不思議なものです。




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