こんなシャクナゲもあります
R.micranthum(ミクランサム)
2mぐらいの小低木。葉は倒披針形で、長さ3~4cm、幅1cm。
花は鐘形で、径6mmぐらい。花色はミルク白。
50花以上で花房を形成する。花期は6~7月。産地は満州、四川、
山東、湖北などの1.800~2.400mの所。
栽培は容易で非常に丈夫。花はイソツツジに似ている。
種から育てた有鱗片シャクナゲです。
ツツジとシャクナゲは、葉に有る鱗片の有無で区別しています。
花は、写真のように本当に小さいです。それが数10個咲きます。
数えてみると、大体30個ぐらい有りました。
自生地の環境ならば健全な状態ですから、もっとたくさん咲いて、
豪華な感じになるのだと思います。
一見、打ち上げ花火みたいです。
花色がミルク色ですが、たとえば別種のものと交配して、赤色や
紫色、オレンジや濃い黄色、ブルーなどの花が作れたら、さらに、
花火のように見えますね。
このミクランサムは、10年以上も前に種を播いて育てた中の
一鉢です。確か、毎年咲いているような気がします。
と言うのは、あまりにも丈夫過ぎて、水さえやっていれば枯れない
し、放ったらかしで育つから特別に注目しなくても良かったからです。
改めて観察すると、別の趣があるみたいです。
上の写真は、同種の別の鉢のものです。
根の部分を見てください。判りづらいですが根上りで剥き出しの状態。
強い品種だと思います。
挿し木や接ぎ木と違って「根張り」の良さが顕著です。それが実生の
メリットです。
花の拡大した写真も下に掲載しておきます。
甘い香りに誘われるのか、下の方の花に蟻が潜り込んでいます。
最近のコメント